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あら、もう11月? でもブログはまだ7月の事書きます(笑)。 [ライブ]

7月27、28日と続いた北海道での東ベン・ライブ、
翌29日の日曜日は、“津田バンド”のライブだった。

“津田バンド”ってなんぞや?

という人は、昨年2月17日のブログ
『バンドって、楽しいなぁ。』
を読んでくだされ。

そういえばその日のブログの最後に、

『ライブ本番については、また後程にでも。』

と言って終わりにしたまま、随分と時間が経ってしまった(苦笑)。

そこまで戻って話すのは面倒なので(笑)、
津田バンドのライブについてはまとめて話してしまうけど、
まぁ、いろんなジャンルのいろんな曲を演奏することと、
ゲストに芸能人の方が多いというのはずっと同じである。

変わった事と言えば、メンバーに若干の入れ替えがあった事と、
バンド名が『東京ビーツ』から『ATB48』に変わった事くらいか(笑)。

この『ATB48』ってのは、ボクが考えた(笑)。
もちろんあのグループ名に引っ掛けてはあるのだが、
津田先生は名前のイニシャルが“A.T”で、その津田先生のバンドということで、
A(先生の名前)T(津田)B(バンド)となったわけで、
『48』というのは、バンドメンバー全員の平均年齢が、
たまたま『48歳』だったからである(笑)。

このバンド、かなりの“おっさんバンド”なのだが(笑)、
48歳という平均年齢まで引き下げたのは、
ベース担当のゆうちゃんと、
ゆうちゃんの仲間で揃えたホーンセクション5人の年齢が
20歳前後だったからにほかならない(笑)。



さて、ライブ当日に話を戻そう。


ボクと収さんは、北海道の紋別から
エドさん、Takuちゃんより一足先に旭川空港まで車で移動、
朝一の便に乗って羽田に昼頃到着、
そのまま空港駐車場に停めてあるボクの車で、
ライブ会場の新宿へ直行というハードスケジュール。
リハーサルは13時から、本番は16時からだったので、
本当に“キツキツ”のスケジュールだ。
まるでジャニーズ事務所のアイドルみたい(笑)。

いや、笑ってもいられなかった事がある。

実は北海道での2日間、ボクも収さんも、
ほぼ同じ理由でほとんど寝れていなかった。
どういうわけか、ホテルのベッドに入っても、
なかなか寝付けなかったのである。

猛暑のせいで、さすがに身体はヘトヘト。
だったら疲れのせいですぐ寝れそうなものの、
慣れないホテルのベッドと、
日中とホテルの部屋との温度差に
身体の方がついてこれないといった感じで、
ウトウトしても、すぐ目が覚めてしまう。

結局、2人とも寝不足で疲れだけが残ったまま、
旭川空港から羽田へ向かう事になる。



その機内で、収さんの体調が急変した。



窓側の席に座っていた収さん、
ボクは隣の席にいたのだが、なんとか羽田到着まで寝ていようと、
目を閉じて座っていた。

うつらうつらしていると、遠くの方で女性の声が聞こえてくる。


『お客様、お身体の方、大丈夫でいらっしゃいますか』


ん?? なんだ?? この声は・・・・・・
キャビンアテンダントさんの声・・・か?

段々と意識が戻ってくる。
するとその声は、ボクのすぐ近くで聞こえた。

えっ? 俺・・・?
と思いながら、ゆっくりと目を開けると、
通路にキャビンアテンダントさんがいて、
コップに入った水を差し出している。

それを隣の収さんが受け取った。

『ありがとう・・・』

具合の悪そうな声で答える収さん。

『収さん、どうしました? 気分悪いんですか?』

すっかり目が覚めたボクは、慌てて収さんに尋ねた。
収さんが言うには、飛行機が離陸してすぐ、
収さんも寝ようとしたらしいのだが、
だんだんと身体が暑くなってきて、ものすごく気分が悪くなったので、
座席のボタンでキャビンアテンダントさんを呼んで冷たい水を貰ったらしい。

『熱中症かなぁ』

収さんは寝不足で疲れが溜まっている上に、
朝からコーラ1杯しか飲んでいなかった。

とりあえず身体を冷やして、収さんの体調も少し回復、
なんとか羽田に着いた。
ボクはすぐに『ポカリスエット』のような
スポーツドリンクを飲んだ方が良いと思ったので、そう伝えた。



しかしここから、更に苦難が続く。



まず、“空港駐車場に停めた車が行方不明”になった(苦笑)。
『何階の、どの辺り』
というのは覚えていたつもりだったのだが、どこを探しても見つからない。
もしかしたら、階を間違えてるのかもしれないと思って、
具合の悪い収さんをその場に残し、
ボクは上下階もくまなく探したが、車がないのだ。

車は無いし、時間は無いし、ものすごい暑さだし、疲れているし、
頭はパニック状態。いつものようにボクは汗だくで、体力も急低下。

『落ち着け・・・冷静になって、2日前のことを思い出すんだ。』

こういう時の深呼吸は、本当に良く効く。

『あっ!!!!!』

まぁ、思い出してしまうと何と言う事はない・・・
7月末の週末とあって、夏休みやら何やらで空港駐車場はほぼ満車、
あの時ボク達は、いつも利用する駐車場のゲートから入ったのだけど、
そこから“臨時駐車場”の方へ回されていたのだ。
“臨時駐車場”は、いつも停める駐車場のすぐ隣で、
駐車場の構造も駐車場からの景色も似ているので、気付かなかったのだった。

20分程の時間ロスがあって、やっと車を発見、
ライブ会場である“新宿ケントス”へ向かう。

ところが、今度は“駐車場から出る事が出来ない”(苦笑)。
この日は日曜日。
空港駐車場周辺は、駐車場へ入ろうとする車で大渋滞。
そのせいで、駐車場から出で行く車まで巻き込まれてしまって、
ここでもかなりの時間を喰ってしまった。

それでも何とか空港を脱出、
高速道路を使いながら、新宿を目指す。
そこからはスムーズに流れてくれたので約30分後、新宿駅周辺まで来れた。
新宿ケントスの近くにある地下駐車場に車を停めれば一段落だ。

すると、今度は“歩行者天国のせいで、その駐車場に入れない”(苦笑)。
駐車場入り口に続く道路が、
日曜日の歩行者天国のせいで通行止めになっているのだ。
新宿はあまり来ないので詳しくないボク達。
あちこちグルグル回ってみたが、どうしても駐車場にたどり着けない。
ケントスはすぐそこなのに・・・

結局、他の駐車場を探して車を停められはしたが、
炎天下、楽器を持って10分近く歩くハメに。


いくつもの困難を乗り越え、
やっとの事でライブ会場のケントスに到着した時には、
ふたりともヘロヘロのクタクタ。“ボロ雑巾”のようになっていた(苦笑)。

しかしすでに本番まで時間が無くなってきていたので、
そこから急いでリハーサル。
他のバンドメンバーは、ボク達のスケジュールを知っていたので、
いろいろ気遣ってくれはしたが、
あの日ほどライブ前に身体がボロボロになった事は今まで無かった。

そして本番。

今回のライブには、“踊る!大捜査線”等でおなじみの俳優、
小野武彦さん、斉藤暁さんというおふたりに、
現在は“TBS系パーフェクト・ブルー”にも出演中の俳優、渡辺哲さん、
ワイドショーからバラエティーまで幅広く出演されている女優、秋野暢子さんという
豪華なゲスト陣。
勿論、歌や演奏で我々と一緒にステージに立っていただく。

ベンチャーズに始まり、加山雄三さん、石原裕次郎さんのナンバー有り、
更にはオールディーズからロックンロール、昭和歌謡からニューミュージック、
JAZZ・・・と、とてつもなく幅広なジャンルの曲を演奏。
ゲストが入れ替わりでステージに上がるので、
ステージは4部構成、バックの演奏は曲によってメンバー構成が変わり、
休める人も出て来るのだが、ボクは、その全曲をプレイしなくてはならない。

その数なんと39曲!!

東ベンなら、エドさんがしゃべり過ぎて1ステージ3曲って事もあったのに39曲!!(笑)
そして何といっても、すでに身体はボロボロの状態で39曲ときたもんだ!!!(涙)

もう、地獄である・・・・・・・。(T_T)




ま、そうは言ってもいつもの事で、始まってしまえば楽しいライブ(笑)。
満員のお客さんもノリノリで、大変な盛り上がりだった。

最後は画像を並べて今回はおしま〜い。(笑)

【撮影】木村武士(スタジオGADPA)

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▲ バンドのリーダー、津田先生。『郷ひろみ』さんと同じジムに通っている(笑)。

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▲ この笑顔は数曲の間しかもたなかった。ギター担当のDON清原。

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▲ 最近、再び体重が増えきたベース担当のゆうちゃん。

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▲ ドラムの収さんも、最初はこの笑顔だったが、終わった頃にはおじいちゃんになってた(笑)。

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▲ キーボード担当の室井君は、製薬会社勤務。

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▲ ホーンセクション5人衆。若いってイイねぇ。(笑)

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▲ ボーカル&コーラス担当のIZUMIちゃん(左)とERIKOちゃん(右)。
  オールディーズや、山口百恵さん、松田聖子さんの曲等を披露。

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▲ “津田整形外科”スタッフも飛び入り参加。
  トップバッターは『天使の休息』を歌ってくれたAYAさん。

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▲ 福山雅治さんの『家族になろうよ』を歌ったこの“イケメン”は、
  “津田整形外科”スタッフであり、津田先生の息子さんのTOMO君(笑)。


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▲ 同じく“津田整形外科”スタッフのMAMIちゃんは、ホワイト・ベリーの『夏祭り』を。
  演奏後、津田先生が「この後は、ず〜っと“おじさん・おばさん”しか出て来ません。」(笑)

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▲ スペシャル・ゲストのコーナー、最初は小野武彦さん。
  サックスでJAZZナンバー『All Of Me』をカッコよく。

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▲ 続いてトランペットを手に斉藤暁さんの登場。
  三橋美智也さんの『哀愁列車』と『A列車で行こう』を融合させたアレンジの曲等を演奏。

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▲ 渡辺哲さんは、桑田佳祐さんの大ファン。
  『Oh! クラウディア』等、バラード系を中心に、少し照れながらも渋くキメて。

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▲ 秋野暢子さんはザ・ピーナッツの『恋のバカンス』をキュートに。
  ライブの後半は、ステージやら客席やらで踊りまくりの歌いまくり!!お元気です(笑)。

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▲ ラストの曲は『め組のひと』だっ!(笑)

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▲ 斉藤さんは勇敢にも若いホーンセクションメンバーの中にひとり飛び込んで一緒に演奏(笑)。

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▲ アンコールは『お嫁サンバ』だぜ!(笑)


いやぁ〜楽しかったけど、疲れたぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜m(_ _)m

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これで最後のライブ? [ライブ]

皆様、ご無沙汰しております(笑)。

えっと・・・去年の9月以降のお話で再び始めさせていただきます(笑)。

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9月15日は、銀座TACTでの定例ライブ。
このところ沢山のお客さんに来ていただいており、
この日も満員御礼となった東京ベンチャーズのライブ。
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そうなると、お客さんの中にも普段ギターやベースやドラムを
演奏されている方が多くなり、2部恒例の“セッション大会”は盛り上がる。
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ステージ上で初めて顔を合わせる“おじさん同士”でも(笑)、
すぐに演奏出来てしまうところがエレキインストの凄いトコロ。
最近では、少しでも自分が演奏しやすいようにと、
ご自慢のギター持参で観に来られる方もいるという本気さだ(笑)。
ボクもセッションに参加する事はあるけれど、
大抵の場合は少しの間“休憩”が取れるので、
そういった意味でも好きなコーナーである(笑)。
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20日は、千葉県勝浦市にあるレストランでのライブ。
TACTでのライブを観てくださったオーナーが、
『是非一度、ウチの店でもライブを』と、呼んでくださった。
お店の前はドドーンと広がる海という絶好のロケーション。
ボクはすごく楽しみにしていた。
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ところが・・・・・


どうしていつもライブ当日にこういう事が起こるのだろう?
そう・・・またまたボクの身体に“異変”が!!

数ヶ月前から、それまでは一切無かった“肩こり”を軽く感じるようになっていたのだが、
デザインの仕事は長時間同じ体勢でパソコンに向かう為、
マウスを使うからか右肩がこるようになってきたのは、年齢のせいもあると思っていた。
ただ、そんなに重い肩こりではなく、風呂に入ってしっかり睡眠をとれば、
翌朝にはほとんど何ともなくなる程度のものだった。

しかし、ライブ前日の夕方、それまで感じた事のないような
“ズシーン・・・”という重い張りを右肩の辺りに感じて、
『あれ?なんだかおかしいな・・・』と感じたボクは、
風呂に入りながらマッサージをし、早目に寝る事にした。

試しに、ゆっくりと右腕を伸ばしながら真上に上げてみたが、
これはそれほど痛みもなく、上げることができた。

『ふむ・・・なんとかなりそうだ』

そう思いながらベッドに横になろうとしたら・・・

!!!!!!!!!!



・・・寝れない。

『え? うそ??』

横になろうとすると、右の首から肩、そして肋骨の辺りに激痛が走る。

『なんだ? どうしたってんだ??』

ボクの身体のトラブルは、いつもこうだ。
急に来て、そして原因がわからない。
どうしてこうなったのかも、どこがどうなってしまったのかも、
全くわからない。

ただ、

『これは・・・かなりヤバい・・・』

となってしまうのである。

横にならなければ寝れないので、
何とかうまく体をベッドへ寝かせようとするが、
なかなかうまくいかない。
頭に来たので、思い切って“おりゃぁっ!!”と一気に寝てみた。
痛みで、『痛てぇっっ!!』 と声が出た。

それでも寝てしまえば、ズキズキと痛む事もなく、少しホッとした。
ただ、身体の位置をずらそうとして少し腰を浮かせようとすると、
“ズキンっ!!”と痛みが走る。

『くっそぉ・・・まいったなぁ・・・』

なぜ急にこんな事になってしまったのか、
ボクは数日前の記憶までさかのぼって考えてみたが、
どうしても原因がわからない。
どこかにぶつけたわけでもないし、重い物を持ったりもしていない。
ウチの巧斗君とキャッチボールは・・・・・・いや、していない。

『とにかく寝よう。そうすれば朝には楽になっているさ・・・』

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

翌朝。

仰向けの状態で目を覚ましたが、体を動かす事が全く出来ない。
体を起こそうとすると、わずかな動きでも激痛が走るので、
その恐怖と不安で動かす事が出来ない。

奥さんにS.O.Sを出して助けてもらい、
痛みに耐えながらなんとか起きる事が出来たが、
もはやボクの身体は、右の首の辺りから右腰上の辺りまで鉛のように重く、
そして筋を引っ張られるような痛みでヤラレていた。

『これはもう、肩こりとかいうレベルじゃない・・・』

これまでライブ当日に、尿管結石の発作が出たり、
原因不明の足首の痛みや、膝の痛みでひどい目に何度か合ったが、
それでも何とかステージに立てたのは、

“ギターは弾けた”

からだ。
しかし、今回は右腕がどうにもならない。
この時は、ギターを弾くなんて事はどう考えても無理だと思わざるを得ない程の痛みで、
真剣に今晩のライブをどうしたらいいのか考えた。

まず、車移動すら無理だった。
千葉の会場までは、いつものように収さんと一緒に車での移動。
ボクが運転する事はどう考えても無理なので、
収さんに運転を代ってもらうにせよ、
走行中の車の揺れにさえ痛みが走りそうな感じは充分にわかっていた。
どう考えても移動には2時間以上かかる。その間ずっと我慢できるだろうか?

なんとか現場へ行けたとしても、現状ではギターなんて弾けそうになかった。
でも、行かないわけにはいかない。医者に行く時間もないし、この日は祝日だったし・・・。

最悪、この日一緒に来る“ゆうちゃん”に弾いてもらおうか・・・

あれこれ考えてはみたものの、動揺は隠せない。
とにかく何としても、現場までは行かなくてはならないと思った。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
収さんに現状の話をして、運転を代ってもらいボクは助手席に乗って出発。
車に乗り込むだけでも激痛が走る。
そして予想通り、車の揺れや、カーブでも

『いててててて!!』

収さんには大袈裟に映っているようで、

『まったく・・・毎回しょーがないなぁ。』

と呆れられる始末。(トホホ・・・)

しかしこれは“マジ”だ。
ボクは思った。

『・・・きっと肋骨を疲労骨折か何かしているに違いない・・・』

本当にそれ程の痛みだったのだ。

道中、薬局を見つけたので鎮痛剤を買い、すぐに飲んだ。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
何とか会場に到着。
車から楽器を降ろす事すら出来ないので、ゆうちゃんに手伝ってもらった。
エドさんに事情を説明すると、

『またかよー。どうしていつもそうなるんだ?』

そう思われるのも仕方ないと思うけど、
ボクだって好きでこうなっているワケじゃない。もう泣きそうだ(苦笑)。

リハは再びゆうちゃんに代って弾いてもらった。
はたして本番で弾く事は出来るだろうか・・・

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
大事な“お仕事”なので、ステージに立たなくては駄目だと自分に言い聞かせた。
もう“熱血・スポ根マンガ”のように、

『たとえこの腕がちぎれようと、オレはギターを弾くために、ステージに・・・立つっっっ!!』

と気合いを入れたものの(苦笑)、やっぱり

『痛いよぉぉぉ〜! おかぁ〜〜〜さぁ〜〜〜〜ん!!』

となってしまう情けないDON清原(トホホホ・・・)。

ステージが始まってしまうと、しかめっ面をしているワケにも行かず、
いつものように笑顔での演奏を心がけたが、
脂汗は出てくるし、右肩の辺りはズド〜ンと重くなってきて、
立っているのも辛い状況。もう気力だけで弾くしかなかった。

さすがにエドさんも演奏する曲目については考慮してくれたが、
ほとんどの曲に“ジャカジャカジャカ♪”と
高速カッティングが出てくる東ベンの曲は、本当に地獄だった。
何カ所かは“省略”させてもらっちゃったけど・・・(コラっ!)(^_^;)

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
アドレナリンが大量に分泌されたおかげで(?)、
なんとか頑張ってステージを終える事ができた。
しかし、正直今回は一番キツかった。まぁ、自分が悪いのだろうけれども。

一息ついているとお客さんが

『顔色が真っ青だけど大丈夫?』

と心配して声をかけてくださった。いやぁ〜、すみませんでした! m(_ _)m

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
翌日、痛みはちっとも軽くならないので、すぐに病院へ。
整形外科へ行き、レントゲン撮影をして、診断を待った。
担当の医師は、白髪で超ベテランといった風情。

ボク『先生、どうですか?』
医師「ふむ・・・骨には・・・異常ありませんね。」
ボク『えっ!? そんなバカな! 肋骨とか折れてません?』
医師「いいえ。どこも折れてないですよ。 ほぅ・・・肺も奇麗だ。」

誰も肺がキレイかどうかなんて聞いてない(笑)。
ボクは“骨折”という言葉が聞きたいんだ。
この現状の自分を、納得させて欲しいんだ(笑)!

ボク『じゃぁ・・・この痛みの原因は何なのですか?』
医師「ハッキリとは言えませんが、おそらく肉離れでしょう。」

ここでボクはひらめいた。
今回の痛みが出る5日前。銀座TACTでの定例ライブの時、
“高速カッティング”が続く“ディック・トレイシー”を演奏した事が原因ではないかと。
よくよく思い返してみたら、あの日の後から肩に痛みが出始めたのだ。

“二人の銀座”や“空の終列車”、“ポーリシュカポーレ”と、
ほぼ全編を通じ、右腕をフルパワーで高速に上下させて弾き続けなければならない、
ボクのカッティングの“見せ場”があるレパートリーの中の1曲だが、
それだけに肩や胸の筋肉にはかなりの負担がある。
それを10年続けてきた結果、ボクの身体はこの奏法に対して
“限界”に来ていたのではないかと!

うん!そうだ! そうに違いない!
あぁ・・・なんと言う事だ。ついにこの日が来てしまったのか!!

医師「清原さん、もし再び・・・あの曲を演奏をしたら・・・」
ボク『!!・・・・・演奏を・・・したら・・・?』
医師「あなたは2度と・・・ギターを弾く事は出来なくなるでしょう・・・」
ボク『なっ!!・・・・・・・・なんですって!!!!!(ガーーーーン!!)』

そんなやり取りが、頭をよぎる。
ボクは思い切って、この話を医師にしてみた。

ボク『先生、実はボク、仕事でギターを弾いてまして・・・』
医師「ほぅ・・・そうですか。良いですね。」
ボク『それで・・・その弾き方で特殊な弾き方がありまして・・・』
医師「どのような?」
ボク『ジャガジャガと、激しく高速で右腕を動かして弾くのですが・・・』
医師「なるほど。」
ボク『それが・・・原因ではないかと思うのですが。』

先生、ハッキリ言ってくれて構わない。ボクは覚悟を決めているぜ!!

医師「それは無関係でしょうね。」

うっそぉーーーーー!!!!!(自爆)

結局、医師から下された診察結果は

“右大胸筋肉離れ 全治1ヶ月”

もう、ガッカリだ(ぉぃ)。

この先生、スポーツ整形外科医の資格も持っていらっしゃるのだが、
『こういった症状の患者さん、これまでにどのくらい・・・?』
と聞いてみたところ、

「そうですねぇ・・・以前にプロ野球選手でピッチャーの方がひとりだけ・・・」

・・・・・・もう半笑いで帰るしかなかった(笑)。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
結局、原因はわからぬまま。
“寝ている時、体の右側を長時間下にしていたから” とか、
“長時間、パソコン等の使用で同じ体勢のままいたから” とか、
ボクの体重とか、日頃の運動不足を引き合いに出されてしまったが、
病院に行くと結局は決まって

“痩せなさい”

って結果になるのが悲しい(苦笑)。

その後、この痛みは薬と湿布で少しづつ和らぎ、1週間程で激痛は消えた。
それから診断通り、1ヶ月でほぼ完璧に治ったからいいのだけれど、
原因がハッキリしないのがどうにも気持ち悪い。

そんなワケで、“悲劇のヒーロー”にはなれなかったDON清原だったが、
これが良かったのか悪かったのか(笑)。

これからも暖かい目で、ボクを応援してくださいね〜(笑)。     おしまい。
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ベンチャーズみたいだった東京ベンチャーズ [ライブ]

東京ベンチャーズ9月最初のライブは、
千葉市文化センター・アートホールで行われた。

千葉方面へは車でほとんど行った事が無いので、
時間的余裕を持って自宅を出発。
この日の会場入りは午前11時45分。
開場は午後2時30分、開演は3時。

結局、高速道路はどこもスムーズで、
途中で休憩を入れても、予定より30分も前に会場に到着。

ショーは、1部でアマチュアのおやじバンド3組が出演、
2部で東京ベンチャーズが出演という2部構成で、
おやじバンド3組は、本番であるこの日の前に2度、
エドさんから直々にバンド・クリニックを受けられるという趣向だった。

アマチュアバンドだと、なかなかこういったホールで演奏する機会も無いし、
バンド単位でクリニックを受けられるといった機会もほとんど無いだろうから、
バンドの思い出作りとしても、経験としても、とても良い企画だと思う。

ボクも以前はそうだったけど、
やっぱりバンドで音響、照明がバッチリ整ったホールの、
広いステージでおもいっきりライブをするのは夢だったし、
沢山のお客さんの前で演奏する事は夢だった。

主催は、財団法人千葉市文化振興財団。
おカタイ名称だが(笑)、これまでも楽しいイベントを多く手掛けている。
スタッフさん達も完璧で、楽屋の設備、弁当やケータリングの手配、
その他細かい所まで抜かりがない。
当たり前のようだけど、実はこういった完璧さは、そうそう無かったりする(苦笑)。

舞台監督さんの仕切りが素晴らしかったので、
何の問題もなく、本当に良いイベントとなった。

逆にブログの“ネタ”的には、
ハプニングもトラブルも無く、
また、エドさんは総合司会もこなしていたので、
あまり楽屋等で話す時間も無かったし、
そういう意味での“面白いこと”は無かった(笑)。

強いて上げれば、
この日出演したおやじバンドのメンバーに、
ずっと以前から東ベンを応援してくださっている「大竹さん」という方がいたのだが、
都内在住の方なので、まさか千葉で会うとは思っておらず驚いた。
大竹さんがベースで参加しているバンドのリハーサル最中にボクは会場入りしたので、
大竹さんを見つけて、
『なんでココに居るの?』 って聞いちゃったよ(笑)。
8月には、岩手県の一関や、福井県いわき市でのイベントで目撃されていたりもして、
とにかくあちこちのアマチュアバンドのイベントに顔を出しているので、

『きっと大竹さんは、他に何十体もの“クローン”が居るに違いない』

という説が飛び出した(笑)。
そうでもなければ、年齢的にも体力的にも、
ボク達よりはるかに忙しいスケジュールをこなせるワケがない(笑)。

そんな“クローン大竹”氏を見たい方は、銀座TACTの東ベン定例ライブへどうぞ(笑)。


さて、ここからは画像を“ドバッ!!”と貼って、キャプションのみで終わろう(笑)。
撮影はまだまだ夏休み中のゆうちゃん(笑)。ここンところ、いつもお願いしている。

では、画像でご覧くださ〜い!


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▲トップバッターは『ピーターラビッツ』。
 メンバーに女性が2人も居て羨ましいぞ!(笑)

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▲続いてビートルズのコピーバンド、『JEALOUS GUY』。
 髪型はマッシュルームカットにして欲しかった!(ぉぃ(笑))

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▲そして“クローン大竹”(笑)がベースを弾く『RIKA & ザ・ランチボックス』。
 皆楽しそうに演奏していて良かった!





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▲そしてエド山口&東京ベンチャーズのショー。オープニングからアクセル全開だぜ!
 あれ? 後ろにコカ・コーラ(スポンサー?)の看板があったなんて、気付かなかったなぁ(笑)。

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▲『ダイアモンド・ヘッド』を演奏中、本家ベンチャーズのステージみたいにパネルスクリーンが降りて来た!
 これでテンションが上がったのは多分ボクだけだったと思うけど(笑)、
 出来ればもう少し下の方まで描いて欲しかった!(笑)

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▲ギターの上にエド山口&東京ベンチャーズの文字が乗った豪華電飾看板も登場!!
 間違いなく本家ベンチャーズのステージを参考にしてくれたのだと思う。だってソックリだし(笑)。
 ボク的には、“もう最高っっ!!” って感じ(笑)。貰って帰りたいくらいだったもん(笑)。

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▲ショーの後半、『キャラバン』での“ベース叩き”もバッチリ!!
 広いステージだと、Takuちゃんも楽な姿勢でいられるしね(笑)。

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▲ステージから客席に降りて走り回るTakuちゃん(笑)。
写真左上、ステージ上ではエドさんが 『お〜いTaku〜! 帰ってこぉ〜い!!』(笑)。

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▲エドさん、Takuちゃんの“2人つばめ返し”も炸裂!!(笑)。横でボクは真面目に演奏(笑)。

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▲お客さんも沢山入ってくれて感謝です。 アンコールにも応えて、ショーは大成功。

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▲ステージを終え、楽屋に戻るDON清原。う〜ん、カッコイイ(笑)。

いやぁ〜楽しかった〜♪。
また次回も呼んで欲しいものです。だって看板とか1度きりでは勿体無いし!(笑)
宜しくお願いしま〜す!  おしまい。
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今日の画像は、ず〜っと下の方にあります。 [ライブ]

ヤベェ、9月になっちまったわい(笑)。

本日は8月4日に行われた、銀座TACTでの定例ライブでのオハナシ。

この日も衣装はアロハだったのだが、
ボクは、持っているアロハを何枚か持参して会場入り。

実は、毎年少しづつ巨大化しているボク故(笑)、
サイズがやや合わなくなってきているアロハが何着かあるのだが、
そんなに何度も着ているわけでもないので、捨ててしまうのは勿体ない。
そこで、収さんやゆうちゃん、エドさんに貰ってもらおうとしたわけだ。
(つまりこの先、痩せようなどとは考えてもいない(自爆))

楽屋でその話をしたらエドさん、

『実はさ、俺はあまりアロハを持ってなかったからカミサンに頼んでおいたんだよ。
そしたら昨日、5.6着まとめて買って来てくれてたんだ。』

というわけで、

『気持ちだけ有り難く貰っとくよ。』

ってな事になったので、収さんやゆうちゃんに貰ってもらった。
ゆうちゃんはベンチャーズのコピーをしているオヤジバンドにも入って活動中で、
アロハを着て演奏する機会も多くなって来ているようだ。

これでこの話はおしまいかと思いきや、
エドさんが口を開く。

『しかし清原君の持ってるアロハって、何か違わないか?』

ナヌ? 今度はボクのアロハにまでケチをつけるって〜の?(笑)

『まずさ、全体的に柄が大きくない?』
『色もなんかさぁ・・・』

次々と“いちゃもん”をつけてくる。

前回、“ベンチャーズ正装”の件を書いたが、
本家ベンチャーズのリズムギターを担当しているドン・ウィルソン氏を敬愛しているボクは、
当然アロハの柄や色も、できるだけ本人がステージで着用していたアロハに“似ている”モノを
あちこち探しまわって購入したものばかりなのだ。
そういう意味では、ステージ衣装についてもかなり研究して来たワケで、
柄にも色にも、ボクにはボクなりの“ベンチャーズ度”ってのがあり、
例えば、多くのベンチャーズのコピーをしているオヤジバンドが着ているアロハは
ベンチャーズ“っぽくない”アロハを着ていて、
その違いはハッキリ分かっていると自信を持って言えるボクだ。
エドさんにあれこれ言われる筋合いは無い! (-_-;)

そこで、頭に来たボクは、エドさんに

「とりあえず、ちょっとコレを着てみてくださいよ。」

と、持参したアロハの1枚を差し出した。
ボクが選び抜いた色と柄のアロハだ。絶対にキマるハズだ。

エドさんはそれを受け取り、胸の前で合わせる。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!




・・・・・・・・・・・これが、笑ってしまう程に 全く似合わない(笑)。




『ほらな。俺が着たら、なんだか変だろう?』

確かに(笑)。

「おっかしぃなぁ・・・ボクが着ればバッチリなのになぁ。」

エドさんに返してもらって、ボクが合わせる。
うん。全く問題ない(笑)。

『体型の問題じゃね〜の? 太ってるヤツが似合う柄とかさぁ。』

エドさん、言いたい放題・・・・・。 (-_-;)

まぁでも、基本的にアロハなんてのは痩せてる人が着ても似合わないよね。
浴衣なんかもそうだけど、ボクみたいな“ぽっちゃり体型(ぉぃ)”の方が似合うってもんだ。
ハワイの人なんて、み〜んな太ってるもんね(そうなのか?(笑))。

結局、人それぞれ似合う物と似合わない物とがあるって事らしい(笑)。
エドさんも最後には

『まぁ、清原君が着ていれば、ドン・ウィルソンっぽくてイイのだろうけどね。』

でしょ?、でしょ? そーでしょ? へへん!やったぜ!(笑)

笑いたければ笑うがいい(笑)。
しかしボクはコレで、つまり、ベンチャーズのドン・ウィルソンの真似をしていたからこそ、
現在東京ベンチャーズのメンバーになれたわけなのである。
ボクの場合は、そこまでしないと、サウンドやノリが “っぽく” なって行かないのだ。
“見た目”から入る事も、人によっては重要ってコトだ(笑)。

そうは言ってもここ最近、ボクがステージで着たアロハの柄や色は、
実は“ドン・ウィルソン仕様”ではない(笑)。
だって、黒スラックスの“ベンチャーズ正装”ではないんだもん。
それだったら、アロハだけこだわる事もないってんで、
“東京ベンチャーズ仕様”のアロハを着用していたというわけだ(なんだそりゃ)。


さて、ステージ本番。

この日はお客さんビッシリの満員御礼、大盛況で、
ボク達も本当に楽しませてもらった。感謝・感謝!

2部になっても沢山のお客さんが残ってくれていて、
エドさんもヒートアップ!演奏も“ネタ”も、ガンガン繰り出す。

TACTのステージは、丁度ボクの立ち位置の真上にエアコンの吹出し口があり、
冷風を直で受ける事が出来るので、一番涼しい場所で演奏出来る。
暑がりで汗っかきのボクにとっては、まさにパラダイスなステージなのだが、
衣装はアロハだし、ステージもあと数曲でエンディングという感じだったので、

「今日はほとんど汗をかかずにステージを終われそうだぜ。 (^o^)v」

と、ほくそ笑んでいたのだが、世の中そうは甘くなかった(苦笑)。


本当にステージ終盤も終盤、いや、もう終わり!って感じだったその時に、

「エドさん、DONちゃんにジャカジャカの曲、演らして〜!!」

と、お客さんからリクエストの声が。

この、“ジャカジャカの曲”と言うのは、知らない人は何のこっちゃだと思うが、
リズムギター(ボク)が、曲中ギターを高速16分で弾きまくる曲の事で、
右腕をずっと上下に強く振りながら、“ジャカジャカジャカジャカ♪”と
弾き続けなければならない。

つまり、

ボクにとっては非常にツラい奏法なのである。 (-_-;)

それでも、こちとらプロだ。1曲だけならどんなにテンポが速くても弾いてやらぁ〜な。
しかしこれ、たいていの場合は3曲連続ってな事になる。 (-_-;)
それはさすがのDON清原と言えどもキツい。 (-_-;)

東ベンは演奏曲目を事前に決める事はしないので、
エドさんのひとことで次の曲目が決まる。
よってこうなると、エドさんのボクへの“拷問”が始まってしまうのだ(苦笑)。

案の定、拷問は休憩無しの3曲連続となり、
ボクはすっかり汗だくに(涙)。

ボクとしては、これをステージでの“ネタ”として固定される事を恐れているので、
お客さんにウケないようにしたいところなのだが、

『よ〜し、清原君! ここからはステージ中央で弾け!!』

なんてエドさんに乗せられると、変なスイッチが入ってしまい、
面白可笑しく見せてしまう自分が悲しい(笑)。

2010_0804.jpg

結局、ドン・ウィルソンにこだわっていると言いながら、
すっかり エド山口&東京ベンチャーズ の DON清原ってのは、
ただの“ちょいと面白い太ったバンドマン”って事か?

あ〜ぁ。  ┐(-_-;)┌    おしまい。
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これぞ大人の対応? [ライブ]

8月もそろそろ終わるが、相変わらず毎日猛暑が続いている。
暑さ、とりわけ高い湿度に滅法弱いボクだが、
幸いな事にこの暑さでも食欲が全く低下しないので(笑)、
スタミナはバッチリ。今年の夏も、何とか乗り切れそうだ。

さて、東ベン8月のライブについて、書いておこう。(ぉぃ)

1日は、山梨は甲府にあるライブハウス『フィフティーズ』で、
恒例となっている山梨エドの会主催のライブだった。

いつものようにボクの車に収さんとゆうちゃんを乗せて、
午後に横浜を出発。
特に渋滞に巻き込まれる事もなく、予定時刻に会場入り。

少し遅れて、Takuちゃんを乗せたエドさんの車も到着。

『途中、すごい雨が来たな!』

とエドさん。
中央高速道を走行中、少しの間“ドシャっ!!”と降ったらしい。
しかしこちらの道中はポツリ・・・とも無かった。さすがエドさん(笑)。

ライブはいつものようにアットホームな雰囲気の中、楽しく演奏させてもらった。

2010_0801.jpg

この日の衣装はスーツではなくアロハ。
さすがに連日の猛暑の上に盆地の甲府。屋内と言ってもスーツはキツイとの判断で、
エドさんの指示は珍しく7月の芦名マリーナに続けてのアロハ着用だった。

アロハの場合は正式な衣装として持っていないので、
メンバーそれぞれが自分でアロハシャツを用意して持参する。
まぁ、Takuちゃんはスーツ以外の場合、
例外が認められて完全自由なのだけど(笑)。

ボクはアロハを30着近く持っているのだが、
正直いつものスーツより、アロハの方がテンションが上がる(笑)。
その理由は、本家ベンチャーズに由来しているのである。

ボクがベンチャーズにハマったのは1996年からで、
エドさんがベンチャーズにハマった1965年から30年以上も後だ。
エドさんの思い入れの深い当時のベンチャーズは、
全員お揃いのスーツ姿にギターはモズライト・・・というスタイルだったが、
実はそのスタイルは数年の間だけだった。

ボクがハマった頃のベンチャーズは、
衣装はメンバーそれぞれ違う柄のアロハシャツ。アロハの下は黒のTシャツで、
ボトムは黒のスラックスで、ギターはフェンダー。
ギターやベースは、後に現在のモデルであるアリア社の物に替わるが、
ステージ衣装については、ベンチャーズの歴史の中で、
実はこの系統のスタイルがダントツに長い。

それでボクは東ベンに加入前、ベンチャーズのコピーバンドを組んでいた頃から、
ステージではアロハを着用し、その頃から毎年何着か買い続けた事により
現在の枚数に達したというワケだ。
そしてボクにとってベンチャーズを演奏するならアロハ!ってワケで、
アロハを着てステージに立つと、気分はもうベンチャーズのリズムギター、
“ドン・ウィルソン”なのである!(笑)

この、“アロハ”+“黒ティーシャツ”+“黒スラックス”のステージ衣装を、
我々“真のベンチャーズ・ファン”は、

『ベンチャーズ正装』

と呼んでいる(笑)。
よって個人的にベンチャーズの元リードギター“ノーキー・エドワーズ”氏や、
“Dr.K”こと“徳武弘文”氏など、ベンチャーズを演奏するライブでご一緒させていただいた際には、
ボクはこの“ベンチャーズ正装”でステージに上がった。

ところがエドさん、このスタイルが気にいらないらしい。
アロハは問題ないのだが、黒のスラックスがダメなようだ。
先日の芦名マリーナのライブ時に、この夏初めてのアロハ着用ライブだった事から、
ボクはベンチャーズ正装を用意した。
ところが、エドさんから滅茶苦茶言われたのだ。

『なんだよその格好、まるで“ダフ屋”みたいじゃねーか。』

『ベンチャーズがその格好してるって? でもどう見ても変だよ。最悪だなぁ。』

何っ!! ベンチャーズ正装を“ダフ屋”と言うか!
何処のダフ屋がテケテケしてるっちゅーねん!!

エドさん的には、黒のスラックスではなく、
白とかアイボリーの綿パンとかが良いと思っているようだが、
ボクにしてみればいかにも“日本のインストバンド”っぽ過ぎて嫌だ(笑)。
いや、東ベンも日本のインストバンドなんだけど(笑)、
ボクの中では本家ベンチャーズの中にある“アメリカのロック”な部分が好きなワケで、
それと黒スラックスは直接関係はないが(笑)、
やはり本家ベンチャーズのスタイルでステージに立ちたいのである。

でも、あまりにもエドさんがしつこくボクに言うので(笑)、
最後には

『はいはい。わかりましたよ。次から下は違うのにしま〜す。』

って折れてあげましたけど(笑)。

そして、この日の甲府、4日の銀座TACT、7日の千歳烏山、
8日の栃木(クローズド)での仕事時には、
“ベンチャーズ正装”ではない衣装でステージに上がったのであった。
そう、アロハ着用のライブが5回連続だったのだ(笑)。

さすがのエドさんも、この夏の暑さでは、
いつものスーツを着る元気は無かったらしい(笑)。

ちなみに、24日にも仕事があったが、アロハだった(笑)。

ボクはと言えば、結局は何を着ても汗だくで、
ライブ後は

「風呂でも入って来たの?」

って感じなんだけどね(苦笑)。
あ〜ぁ、早く涼しくならないかなぁ。    おしまい。
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テケテケとフラダンスな夜 [ライブ]

7月25日の日曜日は、
三浦半島は芦名マリーナでのライブ。
一般のお客さんは入場できないクローズドのライブって事で、
ホームページ等では告知していないが、こういう仕事も結構ある。

ん?
そういえばここんトコ、毎週日曜日はライブしてないか?

7月の4日(日)は津田先生んトコのアビーロード・ライブ、
翌週は東ベンでアビーロード、
その翌週が品川パシフィックホテルで、
この日が芦名。

来週8月1日(日)は山梨県甲府でエドの会主催ライブで、
翌週の日曜日も栃木県へ行ってのライブ(※こちらもクローズド)。

おぉっ! 休日におもいっきりハジけるオヤジバンドみたいだ!(笑)
でも、ボクは平日も休日も関係ないので楽勝、楽勝!(何が?)(笑)

話は戻って・・・・・・

この日は、このマリーナにクルーザーを置くオーナー達の夏祭りで、
東ベンは3年振り4度目の出演・・・だったかな?

2010_0725a.jpg

それまでは毎年のように呼ばれていたのだけど、
何しろ生バンドの東ベン、屋外でのステージだし、
その音で近所からの苦情も出ていたらしく(苦笑)、
ここ数年は呼ばれていなかった。(-_- )

それでも再び呼ばれたってコトは、
それまでのゲストがあまりにつまらなかったか(ぉぃ)、
それ以前に、苦情を承知の上でも東ベンを観たいという
リクエストが数多く出たためか、いや、きっとそうだろうが(笑)、
とにかく有り難い事だ(笑)。

何と言っても、目の前に海! 周りにはクルーザー、
そして水着のお姉さん達!!(←これだけは、ほとんど居なかった)(笑)

2010_0725b.jpg

テケテケにはバッチリのローケーションってコトで、
テンションも上がる。
ボクと太田さんは、家族も呼んでサービスデー(笑)。

3年前の時は、エドさんが会場入りすると同時に雨が振り始めたが、
本番前には何とか天気も回復し、ステージを行った。
しかし終演と同時に激しい雷雨。危機一髪という感じだった。
さて、今年はどうか?

*********************************************

午後2時に会場入りし、リハーサルの準備。
空は快晴。気温は上昇。ものすごい暑さだ。
本番は夕方〜夜にかけての2ステージだけど、
さすがにこの炎天下のリハは辛い。
リハ開始数分で滝のように汗が流れる。

エドさんは、こういう暑さも釣りで慣れているようだけど、
結構、『あちぃ〜!』 と連呼してて辛そうだったから、
相当暑かったに違いない。
Takuちゃんは、上半身ハダカに短パン。ほとんど“裸族”だ(笑)。

リハーサルをほどほどに切り上げ、
ボク達は事務所内に設けてもらった、
エアコンの効いた涼しい楽屋に一目散。しばしの休憩。

夕方5時頃から祭りは始まり、
東ベンの1ステージ目と2ステージ目の間には、
美しく若い女性達がお揃いの衣装で華麗に舞う、
フラダンス・チームのハーフタイム・ショー(笑)が入る。
まぁ、“美しく若い”ってのは、
“おそらく、ぅン十年前は”って言葉が入るのだけれど(笑)。

また、フラダンスも後半にはあの映画『フラガール』のような、
テンポが早くて激しい“腰振り”のダンスを期待していたのだけど、
結局、最後までスローなハワイアンのカラオケに合わせて踊るにとどまり、
「おいおい、これ、ここから音楽を抜いたらタダの“盆踊り”じゃないの?」
って感じのフラダンスだったけど・・・(-_- ;) (←珍しく毒舌(笑))

でも、東ベンは“プロ”だからね(笑)。
そりゃぁ、もう、最高のステージをお届けしましたぜ(笑)。
潮風のせいでギターのネックがベトベトしてしまい、
指の滑りが悪くなって、エドさんは少々ミストーン出してたけどね(笑)。

陽も沈み、海風の潮の香りに酔いながらの2ステージ目。
雨の心配も無く、気温も少し下がってイイ感じ。
やっぱり夏の屋外ライブはいい。昼間はイヤだけど(笑)。

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海はもうすっかり黒く、波の音しか聞こえないけど、
遠くに灯台の灯り。
近くにはビニール提灯の灯り。でも太田提灯店のモノではないが(笑)。

ステージ途中には、雄貴君がお父さんに代ってドラムを担当。
今は大学生になった雄貴君だけど、
最初に芦名に来た時は中学生になったばかりだっけ?
大きくなったよなぁ(笑)。
何しろ、小学生の頃から東ベンのライブでドラム叩いていたから、
現在のようにあちこち一緒に行っても、お客さんも雄貴君の事を覚えていて、
「息子とドラムかわれ〜!」なんて声も出たりする時がある(笑)。

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▲右上は、幼少(?)の頃の雄ちゃん(笑)。

そしてステージも終盤、ノリの良い曲を演奏すると、
お客さんもステージ前に集まって来て踊り始める。
そこからロックンロールを続けて演奏したが、
最後は踊りまくりのノリまくり。実に盛り上がったステージだった。

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*********************************************

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この日の収さん、ペットの“モカ”ちゃんという犬も一緒に連れて来ていたのだが、
愛犬“テケ”を家族に持つエドさん、
モカちゃんと遊びたくて、楽屋で頻繁に声をかける。

「モカ、ほら、こっちおいで〜♥」

見事に無視するモカちゃん(笑)。

「ほらほら、おじさんとこにおいで〜♥」

なんか可愛いぞ、エドさん(笑)。
しかし、おもいっきり嫌がるモカちゃん(笑)。

「なんだよ! ふんっ!」

遂にエドさん、イジケてしまった(笑)。


そんなこんなで、ステージも楽屋でも楽しい1日だったが(笑)、
ボクはと言えば、
会場で振舞われたマグロの刺身(当日釣って来て、その場でさばいたもの!)や、
焼き鳥なんかをごちそうになって大満足(笑)。

ぜひまた、来年も呼んでくださいね〜!!(笑)   おしまい。

夜景が奇麗な夜 [ライブ]

7月18日の日曜日は、
品川パシフィックホテルでのディナーショーだった。

ボクが東ベンに加入前、つまり2000年以前には、
銀座TACTの定例ライブのように毎月出演していたそうで、
その後もエドさんの芸能生活25周年記念の
ディナーショーを行ったりと、東ベンにとって思い出深い会場である。

ところが、この昭和47年開業のホテルも
施設の老朽化や経営的な問題もあって、
今年9月末で営業停止が決まった。

品川駅の目の前に建ち、
ディナーショーの会場でもある最上階の『ブルーパシフィック』では、
地上30階からの眺望が素晴らしく、
開放感溢れる大きな窓ガラスによって、
東京の大パノラマを楽しむ事が出来た。

メンバーは皆、ここから見る景色が大好きで、
品川駅へ出入りする多くの列車は、まるで模型のようだったし、
東京タワーやベイブリッジ、お台場のフジテレビ等も見る事が出来た。
さらに、晴れていれば、遠く富士山も見る事が出来る。

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この日もステージ中、夕焼けに浮かぶ富士山を見る事が出来た。

そんなわけで、何とも残念ではあるが、
このホテルでの仕事は、これが最後となる。
そしてこの日の東京ベンチャーズのディナーショーが、
『ブルーパシフィック』にとっても最後のショーとなった。

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有り難い事にチケットは完売。
沢山のお客さんに来ていただけた。
いつもTACTの定例ライブに来てくださっている方々や
お手伝いしているバンドのリーダー津田さんのお友達関係、
そしてエドさんが通った暁星高校のお仲間。

まぁ、言ってみれば全員エドさんの知り合いって事で(笑)、
『さすがエドさんっ!!』って感じなのだけど、
逆にそういうお客さんなので、エドさんもリラックスムード。
当然、お客さんはエドさんのMCへのレスポンスも抜群だし、
とても暖かい感じのディナーショーとなった。

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ショーの終盤、前回のディナーショーの時も
観に来てくださっていたタレントの 堺すすむ さんをエドさんが紹介。

堺さんと言えばもちろん 『何でかフラメンコ』 なワケで、
エドさん、堺さんにステージに上がってくださるようにお願い(笑)。
堺さんも仕方なく(?)ステージへ。
何とエドさんのギターを渡され、“生”何でかフラメンコのネタを披露くださった。
ありがたや、ありがたや!(笑)
勿論、どんなネタだったかはココでは書けない(笑)。
お客さんも、この突然のゲスト登場にも大変喜んでくださった。

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そんなこんなで盛り沢山だったこの日のショーも無事終了。

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あれ? 今日は何だかネタっぽい話が無かったなぁ。(笑)
う〜ん・・・・・こういう日があってもいいかぁ・・・・・(笑)

ちなみに、この日から太田さんとこの雄貴君が、エドさんの“お付き”になった(笑)。
いやいや、アルバイトって感じかな。
元々は、ここのところエドさんの付き人をやっていた俳優の“きのっち”が、
映画の撮影でしばらく不在になるというので、別の付き人を雇っていたのだけど、
雄貴君が夏休みだという事と、雄貴君の方がバンド関係の仕事や機材にも詳しく、
後から雇った付き人よりもきっちり動けるってコトで(笑)、
エドさんからオファーがあったそうだ。
実は雄貴君、自分からその事をエドさんに切り出すつもりだったそうで(笑)、
これは願ったり叶ったり。
夏休みの間は、東ベンと共に行動する事が決まったとさ(笑)。  おしまい。
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ロックンロールでジャジィでラテンなツイストの、テケテケな夜 [ライブ]

さて、何事も無かったように久々の更新(ぉぃ)。

4日に、六本木のアビーロードというライブハウスのステージに立った。

実は翌週11日には、同所で東ベンのライブがあるのだが、
この日は、(ずっと)以前にも書いた“津田さん”のバンドでのライブだった。

このバンドは年に2回程定期的なライブをおこなっているが、
何しろこのバンド、縦横の繋がり(笑)が広い津田さんや、
俳優の中原丈雄さんが中心のバンドの為に“集客力”がハンパないので、
当初のこじんまりとした会場ではお客さんが入り切らなくなり、
最低でもキャパ100名以上の本格的ライブハウスでなければもう無理だと、
その活動場所を移して来た。

また、当初はバンド名を『成城ベンチャーズ』と名乗り、
ボクもその中のサポート役として参加させてもらう事になっていたのだが、
その後にメンバーが増え、メンバーが増えれば色々なジャンルの曲も
レパートリーの中に増えていって、
いつの間にかベンチャーズや加山雄三のカヴァーだけでなく、
グループサウンズは演るわ、オールディーズは演るわ、
70年代以降のロックも演奏するなど、『何でもアリ』なバンドになっていた。

この日の前の回のライブでは、『孫』を演奏した。そう、“ド・演歌”である(笑)。
更にジャズ系もあるし、カントリー系もあるし、もう大変・・・である。

それから、ライブには毎回、数人のゲストも登場する。
以前のブログで書いた際は、俳優の小野武彦さんと、女優の秋野暢子さん、
そして我らが(笑)エドさんがゲストで登場したが、
今回も小野さんがサックスで参加、
もう一人、ファッション誌“LEON”のモデルとして、
また、フィットネスインストレクターとしても活躍中のHUGOさんがゲスト出演。
今回は“ラテン系”の曲も演奏しなくてはならなくなった。

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▲今回が初ゲスト出演 HUGOさんとバンドメンバー。

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▲俳優の小野さんは、現在医療保険のCMでも評判の、
“スリーアミーゴス”で ♪ぼくには夢がある〜希望がある〜そして〜持病がある〜♪ と歌う
『持病の歌』も披露!(笑)

しかも、ボクはほとんどの曲で普段は弾かない“リード”を担当する。
一流のプロギタリストなら兎も角、
ただの太ったベンチャーズ好きリズム・ギタリストなボクには(笑)、

『あたしゃ、そんなに何でもかんでも上手に演奏できましぇ〜ん!!』

と叫びたくなるトコロ。(ー_ー;)
それでも、そこは“器用貧乏”には絶対の自信があるこのボク(笑)、
“なんちゃって”程度ではあるが、素人の方だったら驚かせる程の技術はあるので(笑)、
何とかこなしてしまうのであった(笑)。

唯一余裕で演奏できるベンチャーズ系インストだが、
この日は序盤の9曲程。
ちなみに、この日は約2時間半で、全31曲演奏予定だった。(ー_ー;)

実は、ライブの〆として今回もエドさんを呼んでいたのだが、
残念な事に他の仕事でキャンセルになってしまった。

さて、さっきメンバーが増えたと書いたが、現在のメンバーはボクを入れて9名。
ただし、最初から最後まで9人がステージに立っている事はなくて、
演奏するジャンルによってこの中から選抜され、
それぞれのコーナーのように何部かの構成が組まれる。

10_07_04chika.jpg
▲バンドの紅一点(?笑) ボーカル担当の女優、CHIKAちゃん。


最初から最後まで、ステージに立ち続けなければならないメンバーは2人いる。
その一人が・・・・・・・ボクだ。(ー_ー;)

つまりボクは、ゲストの曲も含め、全てのジャンルの曲を覚え、演奏しなければならない。
これが“大変”な一番の理由。
それぞれのコーナー間で休憩はあるのだが、とてもゆっくり休める程の時間はない。

他に、最初から最後までステージに立ち続けなければならないメンバーは
ベース担当の雄貴君。

しかし、彼はまだ10代と“若い”。(‾^‾) よって、ボクの方が大変。(‾-‾) 

ドラムの太田さんも、23曲続けての演奏。

しかし、太田さんはドラムだから座っていられる。(‾^‾) よって、ボクの方が大変。(‾-‾) 

つまり、ずっとステージに立ち続けて演奏し続ける、
ボクが一番大変(‾^‾) (‾^‾) (‾^‾) (‾^‾) (‾^‾) (‾^‾) なのだ。

なのに、他のメンバーは花束であるとか、“おひねり”なんかを貰ったメンバーもいるのに、
ボクには何もなし・・・・・・m(_ _)mショボ〜ン・・・

『えぇ〜い!!酒だっ!! 酒持って来いっっっっっ!!!!!』

と、打ち上げでは多いにグチってヤケ酒・・・ともいかず。
だって帰りは車を運転しなくちゃならないし、
ライブで疲れ果てて、食欲すらナシ。

『DONちゃん、ほらほら、何か食べなよ。なくなっちゃうよ?』
『顔、青白くなってない?』
『起きてますかぁ〜?』

こんなん言われて、何とも哀れなボクだったが(笑)、
後半にようやく復活(遅)、楽しく打ち上げに参加したものの、
しばらくすると“お開き”の時間となったのでした(苦笑)。


・・・・・と、途中から文句ばっかり言っていたようになっちゃったけど、
いろんなジャンルの曲をコピーしたりしていると、
まだまだ多くの発見があったり、刺激があったりして、勉強にもなるし、
やっぱりボクは音楽が好きだから、あれこれグダグダ言ってても
何だかんだで楽しんでいる(笑)。

次回はどんな曲を演奏する事になるのかな?
ヘビメタ? それとも 民謡? (笑)
えぇ〜い! 何でも来やがれってんだいっ! 俺様に任せておけぃっ!!(笑)

メンバーの諸君、そんなワケで、ボクには感謝するようにっ!!(笑)     おしまい。
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何かの神が舞い降りた夜 [ライブ]

テケテケの夏、8月に入った。

まだまだ天気の悪い日が多く、
「いつまで梅雨だよ!」とツッコミを入れたくなる感じだが、
1日に行われた世田谷区千歳烏山での夏まつり屋外ライブは、
当日の天気予報によると雨になる確率もあって、
ステージには屋根が無い為、最悪は中止になると聞かされていたから、
またまたエドさんの“嵐を呼ぶ男”パワー炸裂かと思っていたけど、
なんとか天気はもってくれた。

この時期の屋外ライブは気温、湿度共に高い事もあって、
衣装でスーツを着なければならないボクにとっては
かなり辛いのではあるが、やはり屋外でのライブは楽しい。

楽しい理由はいくつかあるのだけれど、
その1つにベースのTakuちゃんの動きがある(笑)。
“一時もじっとしていないベーシスト”として有名なTakuちゃんだが、
屋外ライブの時は、やはりテンションが上がるのか、
その“行動範囲”も広くなり(笑)、
いつにも増してボク達がビックリしてしまうようなアクションを見せる事もある。

この日、エドさんが歌う『涙のギター』を演奏したのだが、
この曲は間奏に入るとフロントの3人が
ステージのぎりぎり前まで並んで出て行き、演奏する事になっている。
ところがこの日のステージは、ボクの前にエフェクターボードと
モニター・スピーカーが置いてあって、あまり前に出るスペースが無かった。
そこでボクは間奏に入るとすぐに、スペースが空いていたTakuちゃんの横へ移動した。
2人で並んで前に出るつもりだったからなのだが、
何を思ったかTakuちゃん、元々のボクの立ち位置の方へ走って行くと、
そのままステージ前方ではなく、真横で立ち見しているお客さんの前で
派手にパフォーマンス(笑)。

以前の記事【テケテケと4ビートの夜】で書かせてもらったが、
お友達の津田さん関係の知り合いの方も沢山見に来てくださっていたので、
その人達の居る方向へ行くつもりだったらしい(笑)。

ステージ前も横も、すごい人数が集まっていたので、
最初は知り合いの方が何処に居るかわからなかったのだが、
来てくださっていた“シゲさん”が、何とホイッスル持参で、
“ピィーーーーーーーーッッッ!!!!!”とやってくれるものだから、
すぐに見つける事が出来たという・・・(笑)。

そんなこんなで楽しい屋外ライブは終了。
全員汗だくで控え室に戻った。
翌日は山梨県甲府でのライブだ。
こちらは年2回恒例となっている山梨エドの会主催のライブで、
昨年末以来の“フィフティーズ”というライブハウスが会場。
【最後の最後に“やっちまった”お話【後編】】の記事で書いたけど、
前回はボクがひとりだけ衣装の色を間違えて持って来てしまったという、
とんでもないミスをした伝説のライブだ(笑)。

なので控え室でもエドさんに

『清原君、明日はグレー(の衣装)だからな。グレーだぞ、グレー!』

と、何度も念を押された(苦笑)。

「ちゃんと聞いたかい?“赤”だってよ。」

相変わらず収さんは意地悪だ(笑)。

「DONさん、“ブルー”ですって。」

おいおい、Takuちゃんもかい!(笑)

ボクはすぐに奥さんに電話を入れて、
「明日はグレー。グレーだからね、グレー!」
と連絡を入れておいた。


*************************

明けて2日。
午後1時過ぎに、いつものように収さんを乗せ、ボクの運転で甲府へ向かう。
Takuちゃんはエドさんの車に同乗予定となっていたが、
Takuちゃんの楽器や機材は、ボクの車に積みっぱなしにして、
現場まで運んで行ってあげる事になっていた。


横浜を出発して間もなく、収さんの携帯にエドさんから連絡が。

収さん:「えぇ。もう向かってますよ。」

運転しながら横で聞いていたボクだが、

収さん:「清原君?えっと・・・上はアロハみたいなの着てますね。
     えっ?下? 下はカーゴパンツって言うんですか、そんな感じのを。」

ボクの方を見てエドさんと話す収さん。
収さんの会話から、エドさんの質問は予測できた。

“あれ?エドさん・・・気が変わって衣装着るのヤメるのかな?”

ボクは思った。
実はこの日のライブ、当初は

『甲府は暑いだろうから、衣装はアロハにしよう。』

と、エドさんから指示が出ていたのだ。
しかし直前になって、『やっぱりスーツを着よう』となっていたのである。

なので、ボクはすっかりエドさんの気が再び変わったのかと思ったのだ。
ところが、次の収さんの言葉で、ボクは思わずハンドルから両手を離しそうになった。

収さん:「ええっ!!Takuちゃん、全部忘れたんですか!?」

そうなのだ。何と今度はTakuちゃんが、大チョンボを犯した。
しかも衣装の色を間違えたとかではなく、
衣装そのものを忘れて来てしまったというのだ(笑)。
さらに正確に言うと、なぜかワイシャツとネクタイだけは持って来ていた(笑)。

いやいや、笑い事ではない。
だからエドさんも普段着で何とかならないか、ボク達の格好を聞いたのだろう。
ボクも前回のライブで同等のミスを犯しているので、
弁護と言うよりは不謹慎な言い訳になってしまうが、エドの会主催のライブと言う事で、
お客さんはみんな知り合いだし、お友達だし、とってもやさしいファンばかりだという事が、
実は何処かに“隙”を作ってしまったのかもしれない。

普段はとても真面目で責任感のあるTakuちゃんの事だから、
エドさんと合流して

『あれ?Taku、衣装はどうした?』

とエドさんに聞かれ、はじめて衣装を忘れて来てしまった事に気付いた時は、
きっと顔面蒼白になったに違いない。
しかし、こういう所もTakuちゃんの天然な部分ではあるのだが・・・(笑)。


最終的に衣装をどうするのかは、現場に入ってから考えるという事で、
エドさんとTakuちゃんも甲府へ向けて出発、
双方共に時間通りにフィフティーズに到着した。

09_08_02_a.jpg

現場に着く前に、ボクは運転しながらある事を思い出していた。
前回、ボクが衣装の色を間違えてグレーの衣装を持って来てしまった時、
楽屋に、東ベンの衣装とほとんど同じグレーの色のスーツが掛かっていた事をだ。
フィフティーズには定期的に演奏するバンドが出演していて、
おそらくそのバンドさんの衣装だろう。
ボクが間違えた時は正解はブルーの衣装だったのだが、今回はグレーだ。
だったら、あのスーツをTakuちゃんが着れれば・・・と思ったのである。

現場に着いて、さっそくその事をTakuちゃんとフィフティーズのスタッフに話した。
運良くそのグレーのスーツはこの日も楽屋にあって、
Takuちゃんが着てみると・・・

“ちょっと大きいけど着れる”

スーツの色は似ていても、さすがにデザインは違っていたが、
楽器を持ってしまえばそんなに気にならないかもしれないし、
いつものように動いていれば・・・という結論。

それでも、バンマスのエドさんが“NO!”と言えばそれまでだったが、
他に手は無かったし、
無理矢理手を考えるならば、Takuちゃんだけ裸になってもらって、
スーツの襟とネクタイはマジックで肌に直接描く!!って手しか無いワケで(笑)、
結局そのスーツを借りる事となった。

09_08_02_b.jpg
▲この日のTakuちゃん。何処が違うかな?(笑)

靴は前日のライブ後にボクの車に積んだTakuちゃんの荷物の中に入っていたので、
一応は格好がついた。
現場のスタッフに頭を下げまくりのTakuちゃん。
当然、本番でもエドさんに

『なんだよその格好、“とっちゃん坊や”みたいじゃねぇか(笑)。』

と、弄られっぱなしだったが(笑)、
お客さんも笑ってくれていたし、前回のボクと同様、
皆さんに救われたTakuちゃんであった(笑)。

09_08_02_c.jpg
▲ライブ後、片付け中のTakuちゃん。裾の辺りが・・・(笑)

そんなこんなでここ数回、ドタバタ劇のあるエドの会主催ライブだったが、
やっぱりこのライブは本当に楽しい。
エドの会の皆さんは皆とっても良くしてくれるし、
フィフティーズのスタッフさんも楽しくて良い人達ばかりだし、
お客さんもとっても暖かい。

ライブ後は恒例の打ち上げ。
次回は10月の南西サニータウンのライブで会えるかな。
そして年末に再びフィフティーズ。
今からすごい楽しみにしている次第なのです。(^^)V

エドの会の皆さん、ファンの皆さん、毎回いろいろと有難う!!感謝!!
葡萄のお土産、美味しくいただきました。感謝!!
これからもどうぞ宜しくです!!


さて、次回は誰が衣装を・・・・・・・(以下自主規制)←おぃ!!(笑) おしまい。
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我慢に我慢を重ねた夜 [ライブ]

26日の銀座TACT定例ライブでのお話。

ライブ前日に、ほぼ徹夜で仕事をしていたボクは、
両目は充血、目の下には“クマ”の状態で会場入りした。
本番ではいつものようにサングラスをかけるので問題はないが、
若かった頃は1日や2日寝なくても何ともなかったボクも、
もはや半徹夜状態ですら顔もカラダもボロボロになってしまう。
体力の衰えは、このところ顕著に出ていた。(ーー;

エドさんがエフエム世田谷でラジオの生放送の日だったので、
この日は遅めの午後5時会場入り。
本番は午後8時頃からのスタート。その前に軽くリハーサルをして、
軽く食事をするというのがいつものパターンだったが、
福井ライブでお世話になった寺前さんが弁当を差し入れてくれると聞いていたので、
食事をオーダーせずに楽屋で待っていた。

同じく福井ライブでお世話になった玉村さんも来場。
今まで玉村さんが撮り溜めていた東ベンのライブDVDを
大量に持って来てくださった。その枚数にエドさんもビックリ(笑)。

09_05_26.jpg

皆でお腹を空かせて待っていると(笑)、
お待ちかね、フードコーディネーター寺前さんが差し入れを持って登場!
何処ぞのお弁当の差し入れかと思いきや、
なんと手作り弁当ときたもんだ!(笑)

コシヒカリの上にキャベツの千切り、その上にヒレカツが敷き詰められ、
上からオリジナルの特製ソースをかけたヒレカツ弁当の重箱に、
だし巻き玉子やお漬け物。
特別珍しいメニューではないけど、そこは寺前さんの手作りだ。
当然、材料や味付けにはプロのこだわりがあって、
これがメチャクチャうまいっ!!さすが寺前さん!!(笑)
ごちそうさまでした♪

食事が終わったら、もうステージ衣装に着替えないといけない時間になっていた。
バタバタと全員で着替えたが、ボクはなぜか着替えるのが遅い。

「太ってるから動きが緩慢なんだろう」

って?失礼なっ!(笑)でも、それも当たっているかも?(苦笑)

TACTの楽屋は、ビルのB1にあるステージ横から更に階段で降りた所にある。
出演者用のトイレも用意されているのだが、この日はエドさんが最初にトイレへ。
次に、着替え終わった収さんがトイレへ。

まだ着替え終わっていないボクも、トイレに行きたかったのだが、
収さんがトイレから出て来たと同時にエドさんが

『よし。そろそろ始めようか。』

と、ステージに上がって行ってしまった。
ボクは、「まぁ、我慢出来そうだし、1部が終わってからでも大丈夫だな・・・」
と、一緒にステージへ。

こうして、東ベンのステージ1回目がスタート。
お客さんの“入り”が少し寂しかったが、
こういう時はエドさんのMCが長くなる事が多い。
なぜかと言うと、客席のお客さんひとりひとりと、
“マンツーマン”での会話が多くなるからだ(笑)。
ひとりひとり“イジる”ものだから、時間が長くなる(笑)。

いつもなら1部は長くても1時間20分〜30分。
演奏中は動いているので、トイレを我慢している事など全く忘れていたが、
エドさんの長いMC(ネタ)に入ると、
ボクもステージ上で立ち止まったまま聞く事になる。

ステージが始まって1時間程が経過したエドさんのMC中、
ボクは結構な“尿意”に襲われた(笑)。
エドさんの話しが長くなりそうだったので、
こっそり下へ降りてトイレに行ってしまおうかとも考えたが、
さすがにそれはいかがな物かとも考え、思い留まった。

何とかその場をしのぎ、再び演奏へ。
その後も断続的に続く尿意に耐えながら、ステージをこなした。
そして遂に、1部最後の曲“キャラバン”の演奏になった。

「やった・・・もう少しの辛抱だ!」

“キャラバン”が終われば、続けてエンディング・テーマを演奏し、
1部は終了。15分程の休憩に入る。

「なんとかもちそうだ・・・」

ほっと一息のボク。

その“キャラバン”も終盤、収さんとTakuちゃんのソロ、
いわゆる“ベース叩き”に突入した。
これが終われば、残りはあと5分弱・・・という感じだ。

・・・と、その時!!

“ドゴッ!!!”

「えっ?!」

なんと!収さんがTakuちゃんのベースの弦を
スティックで叩いた1発目で、見事に弦が切れたのだ。
ベース叩きの途中なら何とか誤魔化せたと思うが、
さすがに1発目だと2人共咄嗟にはどうにも出来なかった。

演奏はここでストップ(笑)。
エドさんが間に入って笑いに変える(笑)。
スペアの弦は持って来ているので2部の演奏に支障は無いが、
この場で弦を張り替えるには時間がかかり過ぎると言う事で、
結局残った弦を叩いてソロをやり直した。

・・・この、およそ5分のタイムロスが、ボクには地獄となった(苦笑)。

「うぅぅ・・・早くトイレに・・・行きたいぃ・・・」

なぜ、今日に限って弦が切れるのか・・・
ボクは、収さんとTakuちゃんを呪った(笑)。

それでも何とか“キャラバン”も演奏し終わり、エンディングテーマへ。
ゴールは目の前だ。用を足したら、しっかり手を洗おう!(笑)

・・・と、その時!!

エンディングテーマをフェイドアウトさせ、エドさんが話し始めたではないか!!(涙)

「うそだろ? エドさん、お願い!手短にっっっ!!!」

額に嫌な汗を流しながら、ボクは心の中で叫んだ(笑)。 

・・・・・・再び10分経過・・・・・・(大泣き)(T_T)

『あれ?もうこんな時間だ。俺達、1ステージが長過ぎるよな。』

とエドさん。違うわぃ!エドさんひとりで長くしてんだいっ!!!(-_-メ)

何とこの日の1部は、1時間40分越え。
こういう時の“1分”の長いこと長いこと・・・(涙)

当然、ボクは最後の“ジャンッ!!♪”を弾くと同時に階下のトイレへ一目散!!(笑)
“あと30秒遅かったら・・・”という状況だったが、奇跡の放尿成功!!(ぉぃ)

これからは、何があってもステージ前にトイレだけは行っておこうと
肝に命じた“DON”清原であった。  おしまい。
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